一般派遣として働いている女性である私の体験談を書いていきます。派遣会社の情報も。

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30代女性である私が派遣で働くことになったきっかけ



私が派遣社員として働き出したのはちょうど30歳になったときでした。

派遣社員として働くきっかけというのは単純で、「明日から食べていくための仕事が必要だったから」でした。

それまで正社員として勤めていた会社を辞めなくてはいけなくなってしまったのです。正社員として働いていた会社は、どう考えても立派にブラックな企業でした。精神的にも、肉体的にも。

私の職種は一応SEということになっていたのですが、ベンチャー企業だったので様々な仕事に関わっていました。プログラムやその仕様書を作るし、営業用のプレゼン資料も作成する。お客様先に営業と同行したことも何度かありました。

その当時の私の状態はというとプログラマ見習いとして入社して、ちょこっとプログラム作成の研修やっただけ。あとはOJTという名で、現場につっこんでどうにかやりとげろ!という環境でした。私の所属していたソフトウェア部門は4人。内訳は上司(営業)、後輩(営業)、先輩(SE)、私。ひとつのフロアに他の部門の営業や総務がいる中で開発するのはなかなかきつかったな。電話がうるさくて集中できないもの。

仕事は激務でした。毎日12時に会社を出て、翌朝9時からまた仕事。下手をすれば土日祝も出勤。12連勤すると、さすがに頭がクラクラして働きませんでした。今思えば、この働き方って仕事の能率が下がるばっかりで効率が悪いと思う。

そんな勤務状況では、精神がやられます。

毎晩、お風呂の中で号泣していました。夜は布団に入ってから2時間ぐらい寝付けません。病院で睡眠薬を処方してもらって、眠気が訪れるのをじっと待っていました。やっと眠れたと思ったら、朝は起き上がれません。ギリギリの時間になって無理やり会社に出社するので、徒歩通勤できる距離をタクシーを使って出勤していました。

しかも、隣の部門の上司がイイ感じにパワハラ野郎でして。他の社員が詰られるのを見ているだけなのに、さらに自分の精神状況が悪化していくのがわかりました。

そして、ずーっと気持ち悪いのとお腹が痛いのが止まらないんですよね。仕事を中抜けして病院に行ったけれど、何もわからないし症状も改善しなかった。

「道路につっこんだら、何もかも終わるのに」

ある仕事の帰り道、そんなふうに考えている自分にに気がつきました。これはヤバイ。そうして休職を経て退職したわけです。

当時の私は一人暮らし。恐ろしいことに休日出勤や残業分の給料が出ない会社だったので、貯金はほぼ無いに等しいという状態。親にお金を借りて実家に戻る?もともと実家を出たくて一人暮らしをしていたのに、また戻るのは嫌だな。しかし、明日から自分で自分を食わせるためのお金を稼がなくてはいけない。それには、なるべく早く仕事を見つけたい。

手っ取り早く仕事を見つけるには、どうしたらいいのか。

そう考えて思いついたのが、派遣で働くことでした。

派遣社員ならば、派遣会社登録してちょうどいい仕事が見つかればすぐに働くことができる。ちょうどいい仕事が見つかるかどうかは、仕事の募集状況にもよるのだけど。

とりあえず「数打てば当たる作戦だな」と、4つの派遣会社へ登録し仕事を見つけることにしました。

前職のグチで長くなったけれど、30代女性である私が派遣で働くことになったきっかけというのはこういうわけです。